CASE STUDY 作業事例
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CASE STUDY

アストンマーティン タッチトロニックⅡ

  •  2018年10月17日

今回はアストンマーティンにDB9、DBS、ヴィラージュに採用されているタッチトロニックⅡ(ZF製6速トランスミッション)について書こうと思います。

DB9以降トランスミッションはリヤに配置されエンジンとトルクチューブで繋がれるというフロントミッドシップレイアウトになりました。

通常ATFはオイルクーラーを返して冷却を行っており、このタイプでも例外なくオイルクーラーが設置されています。

リヤからフロントバンパー内のオイルクーラーまでATFを運ばなくてはならない為に当然オイルラインも長くなります。

矢印がオイルクーラーのパイプラインです。これはフロントから見た写真です。

これがリヤから見た写真になります。

矢印の部分にサーモスタットがあり油温が上昇するとATFがオイルクーラーに廻ります。

この部分は初期のDB9でよく見られるジョイントホースのオイル漏れの一つで、ゴムホースが柔らかく油圧で収縮を繰り返すうちにひび割れが起こりこのような状態になってしまいます。

これが油圧がかかった状態です。膨れてヒビが目立つのが分かります。

最悪の事態では破裂して走行不能に陥ることがありますので早めに交換したほうが賢明ですね。

動画のほうが分かりやすいと思いますのでご覧になってください。

この部品、詳しくは覚えていませんが2007年から対策されてます。もちろんメーカーから取り寄せる部品も対策部品ですので収縮することはありませんので安心です。

もし不安に感じられましたら一度ご相談ください。

ちなみにこのパーツは当工場ではストックしておりませんので本国オーダーとなります。

点検させていただき部品入荷あらかじめご了承ください。

株式会社 オートダイレクト
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